ちょっと待った!その「日帰り入院保障」、本当に必要ですか?

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日帰りでももらえる入院保障があれば安心?


生命保険を勧められた時にこんなことを言われた覚えはありませんか?

「日帰り入院でも給付金が出るので安心ですよ」

 

それなら安心だねと、つい契約書に印鑑を押してしまいそうになります。
でも、ちょっと待って下さいよ。確かに日帰り入院でもお金がもらえるなら嬉しい気がしますが、当サイトで何度もお伝えしている通り、「安心にはお金が掛かる」のです。

では日帰り入院から給付される保険の損得を考えてみましょう。

以前の保険は、入院しても一定期間までは給付の対象とはならないことが一般的でした。これを「免責期間」と言います。入院で4日の免責期間といえば、4日間は保険が給付されないということです。

例えば1日1万円が給付される保険に加入していて10日間入院したとしましょう。この保険に、4日の免責期間が付いていると、給付されるお金はいくらになるでしょうか。

●給付額: 1万円/日
●入院期間: 10日
●免責期間: 4日

これは簡単ですね。

給付額(1万円×10日)―免責額(4日×1万円)=6万円

 

1日目からもらえたら10万円にもなるのに、免責期間が付いているばかりに4万円もマイナスになります。ちなみに、3日間しか入院しなければ、免責期間の中なので給付金はもらえません。ここまではいいですよね。

しかし、もし保険会社が入院初日から給付金を支払うという設定になると、その分保険会社の支払いは当然ながら増えます。保険会社はボランティアではありませんから、支払いが増える分は保険料を上げざるを得ない、ということになります。

ただ、それで保険料が割高になってしまえば、加入見込者には魅力がありません。そこで何をするかといえば、保険料を安くするために、入院限度額を短くする、つまり180日とか90日とか付いていた期間設定を60日に短く設定するわけです。

そうすれば、万が一の長い入院期間があった場合は、保険会社の支払いはありませんから、保険料は安く設定出来ます。採算が合うわけです。

実際に今ある生命保険を見てもらえば分かりますが、日帰り入院から給付される保険は、入院限度額が60日に設定してあるものがとても多いのです。

しかし、加入する立場からすると、本当に日帰り入院からの給付が必要でしょうか?そもそも医療保険に入るのは、入院が長引いてお金が足りなくなってしまったら困るからですよね。4日くらいの短期入院なら、自前で入院費を払っても、それほど大きな出費にはならないでしょう。

 

それぞれの保険に加入する「本来の意味」はなんでしょう

保険に入るということは、そもそも何ヶ月も長く入院したら金銭的にとても困ると思うから入るものです。であるならば、日帰り入院から給付を貰う必要は無いのです。その分保険料が上がるか、長く入院している時にフォローして貰えないのであれば・・・

ちなみに、契約によっては所定の日数を超えたら、初日から遡って保険料を給付してくれるというものもあります。4日間の入院では入人給付金は出ませんが、5日間入院すれば、1日目に遡って5日分の入院給付金を受け取れるのですね。

長く入院した時に、きっちりと初日に遡って給付金をもらえる方が安心出来ませんか?

こうしたタイプの保険はなんのハードルもなく日帰り入院から支給されるタイプの保険に比べて、免責期間がしっかり設定してある分、保険料は安くなっているんですね。

要するに何が言いたいかといえば、

「保険屋さんの甘い言葉に惑わされること無く、自分にとってそれが必要かどうか」

ということをしっかりと理解しておく必要があるということですね。
これは本当に大切なことです。

では、さらに別の角度から日帰り入院が得なのか損なのかを見てみましょう。

 日帰り入院保証と通院保証はお得かどうか

 

 

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