公的保険制度の上手な使い方|健康保険と国民健康保険、協会けんぽ

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公的保険制度をまずは理解しておく


お勤めの方は、毎月もらう給与明細書をしっかりとみていますでしょうか?
しっかりと見ているという方は「健康保険や年金保険料、なんて高いのだろう」と痛感していることでしょう。

そんな高い保険料を支払っているのに、これを上手に利用していないために損をしている人が非常に多いように感じます。

公的保険制度をよく知り、上手に使いこなせば、医療費の80%はカバーしてもらえるといってもよいでしょう。

 

ではどうすれば上手に利用することができるでしょうか。

まずは、健康保険から見ていきましょう。健康保険は、国民皆保険ですから、赤ちゃんからご老人まで、誰もが次の3つのどれかに入っています。

健康保険組合: 会社に健康保険があるサラリーマンが加入

協会けんぽ(全国健康保険協会): 会社に健康保険組合がないサラリーマンが加入

国民健康保険: 自営業者などが加入

 

健康保険組合は、比較的大きな会社にあるものです。
サラリーマンとその家族が加入することができ、独自の補助なども充実していて、手厚い保障の組合がかなりあります。

 

協会けんぽって?

また、大手企業のサラリーマンでも健康保険組合がない人や、中小企業にお勤めの人などは、協会けんぽに加入することになっています。協会けんぽは、2008年に政管健保(政府管掌健康保険)が民営化されてスタートしたもので、全国健康保険協会が運営しています。

政管健保では保険料は一律でしたが、協会けんぽでは都道府県ごとに保険料が決められるので、保険料は一律ではありません。

自営業やアルバイトの方など勤務先の健康保険に加入していない人は、市町村などの自治体が運営している国民健康保険に加入し、収入に応じて毎月保険料を支払っています。保険料は、自治体によって違います。

健康保険と協会けんぽの保険料は、会社が半分負担してくれますが、国民健康保険は、全額自己負担になります。

 

健康保険があれば医療費の自己負担は3割

健康保険制度で保険料を払っている人は、病気や怪我で治療しても、負担する治療費が安く済みます。負担割合は年齢、収入によって違います。

健康保険に加入していれば、70歳未満なら、病院などに支払う医療費の自己負担は3割で済みます。就学前の子供は2割の負担になります。

70歳以上は、収入によって1割負担と3割負担に分かれますが、年金生活をしている一般的な老人は、1割負担です。

◆健康保険(一定以上の所得がある人の場合)

就学前の子供: 2割負担

就学後から70歳まで: 3割負担

70歳以上: 収入によって1割負担と3割負担に別れる

 

 40歳以上になると、健康保険の保険料に上乗せされて介護保険の保険料が差し引かれるようになります。介護保険に加入すると、介護が必要な状況になったら、公的な介護サービスが1割の自己負担で受けられます。

ただし、40歳から65歳未満は、たとえ寝たきりになったとしても、老後を要因とした特定の病気などでないと介護サービスは受けられません。65歳以上になると原因がなんであっても、要介護の認定を受ければ、誰でも介護サービスを受けられるようになっています。

健康保険の自己負担に話を戻して、医療費の自己負担は3割ですが、だからといって入院で1ヶ月100万円掛かった際に30万円支払わなくてはならないかというと、そうではありません。

なぜなら、”高額療養費制度”という、負担をより軽減する制度があるからです。次にその具体的な内容をお伝えします。

⇒高額医療費制度の上手な使い方について

 

 

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